「西成後見の会」は、成年後見制度を活用した権利擁護の活動を、地域に根ざした形で取り組みたいという思いから、2002(平成14)年に任意団体として発足し、2005年5月からはNPO(特定非営利活動)法人として活動を始めました。
西成区は、高齢化率も高く、ひとり暮らしの方もたくさんおられます。また、生活環境が十分でない人たちも少なくありません。そうした人たちを取り巻く環境は、厳しさを増すばかりです。また、認知症などにより判断能力が不十分になった場合の消費者被害や虐待などの不安もあります。
「西成後見の会」は、地域の人たちと一緒に判断能力が 不十分な人たちを支援するNPOです。メンバーは、社会福祉士、介護支援専門員、介護福祉士、精神保健福祉士、弁護士、自治体職員、大学教員、医師等で構成されています。現在は、後見人の受任、後見事例の支援内容の検討、学習会や市民向けのセミナー等に取り組んでいます。今後は、法人後見や市民後見の活動も展開していく予定です。
「西成後見の会」は、「地域密着型NPO」として、西成区の地域住民、専門職、行政機関、地域組織等のみなさんと一緒に歩んでいきたいと考えています。